ネットで完結させるアメリカ留学生活を乗り切る食事事情
アメリカ留学において、飯の問題は死活問題である。高い、量が多い、謎のチップ文化等、日本文化とのギャップに苦しむ者も多いであろう。体感的には日本の1.5〜2倍程度の量と値段である。
筆者も留学したての頃は、どこで飯を食うのがいいのか非常に悩んでいた時期があるが、今はほとんどネットで完結させるようになった。ここではそのメリットと、実際にどのようなサイトを使っているかを解説したい。
レストランよりフードデリバリー
欧米のレストランではテーブルに座ると大体ウェイターがついて、その人を通して料理を注文したり、会計を支払ったりする。ウェイターをいちいち通さないといけないから、何かとめんどくさい。特に料金を払う際の手順が、以下のように非常に手間である。
ウェイターを呼ぶ→会計をお願いする→伝票をもってくる→チップ料金を記入する→ウェイターを呼ぶ→チップ料金を記入したレシートとカードを渡す→会計をしてくれる→カードを返してもらう→さようなら
長い。チップ代もかかる。初めのうちは文化を堪能するという意味でいいかもしれないが、慣れてきたり、できたてほかほかにこだわりがなければ、時間もチップも節約できるテイクアウト(To go)の方がいいだろう。
ちなみに、テイクアウトの場合にもチップはいくら払いますか?みたいな画面が出てくる店もあり、筆者は「とりあえず15%かな?」と思って払っていた時期もある。しかし、同じ研究室の学生と一緒にカフェに行った時、学生がコーヒーを注文してNo Tipを全力で連打していたのを見て以来、筆者も一切払わないようにしている。
筆者がよく使っているのはGrubhub
理由として、筆者はアメリカンエキスプレスのゴールドカードをアメリカで作成しており、Grubhubを使うと1ヶ月に一度ダイニングクレジットとして$10もらえるからである。
バーガーやピザは無難で美味いものが多いのでいろんなところからよく頼む。一食大体$12~20くらいになるように注文している。
スーパーよりネット注文
コロナ禍では一度に入店できる人数に制限がかかっており、スーパーの外には長蛇の列ができていることも多い。わざわざ並ぶくらいなら、ネットで注文した方が時間が節約できてが良い。さらに、飲み物などの重いものでも家の前まで持ってきてくれる。
筆者が毎週お世話になっているAmazon Whole Foods
Amazon Whole Foodsはその名の通り、Whole Foodsに売っているものは大体買えてしまう優れた通販サイト。Primeは必須になるが、$35以上の注文で送料が無料になる。一週間分の食料を買えば、大体$35はクリアできる。配送では無料で2時間の時間窓を指定することができる。
筆者のおすすめはステーキ肉とカット野菜。カット野菜はトリプルウォッシュ(と書いてある)ので、そのまま皿に盛り付けてドレッシングかオリーブオイルをぶっかけて食べている。ステーキ肉は、塩胡椒をふりかけてフライパンで焼いて食べる。
割と食べ応えのある肉質で、価格もそこそこお手頃。写真の分量(250g)では$8程度。
Amazonで買える日本食もよい
保存の効く食べ物は、通常のAmazonでも売っている。米や味噌汁、缶詰、カップ麺等がある。筆者のお気に入りは、蒙古タンメン中本とアマノフーズのフリーズドライ味噌汁。
割高ではあるが、日本の味を思い出すことのできる貴重な食品である。他にも一風堂のカップ麺等、有名どころは検索すれば見つけることができる場合もある。
怪しい中国系の食品ショップWeee!
近所の中国人ポスドクに「アジア系の食べ物が買えるから使ってみなよ」と勧められたサイト。
納豆やはくさい等、日本でお馴染みの食材も売っている。一度使ったが、Amazon Whole Foodsが安定で、リピートすることはなかった。
中国人ポスドクの玄関の前にはよくこのサイトから届いた箱が置いてあるので、アジア系の生物などが食べたいときにはいいのかもしれない。